肉眼の明るさとは?
新規投稿者 スポック  投稿日 12/18(土) 03:04:06  返信も含め全削除
キヤノンEOS用の標準レンズに50mm/1.0というのがありますが、
口径比「1:1.0」というのは「肉眼の明るさ」だと聞いたことがあります。
昔、キヤノン7用に50mm/0.95というレンズが発売されたことがあり、
そのレンズの売り文句は「肉眼を越えた明るさ」というものでした。
この「肉眼の明るさ」というのは、どういう意味なのでしょうか?

返信 19 kan  投稿日 12/21(火) 01:21:05  削除
>「肉眼の明るさ」って、どういう意味なの?
>誰か教えて〜!!

レンズのみで話をすると、これは矛盾していますね。そもそも人間の
光に対する感覚は定量的に決め難いし、虹彩の働き以外にも感度は
可変ですから、おかしいです。
おそらく、「目では良く見えなくてもフイルムには写る」とか
「目で見たより明るく写せる」と言いたいのでしょうが、露光時間を
変えられるカメラと、景色を連続してみている目と比較するのは
無理がある、ということではありますまいか・・・
返信 18 スポック  投稿日 12/20(月) 12:47:20  削除
「肉眼の明るさ」という言葉を
「レンズによって結ばれた像の明るさが、
 被写体を直接見たときと同じ明るさに見える」
と解釈してみたらどうなるでしょうか?

レンズが映し出す像の明るさは、

E'=((Pai*B)/n^2)/(n'*(sinU')^2)

E'=像の明るさ
Pai=円周率
B=被写体の輝度
n=被写体側の屈折率
n'=結像側の屈折率
U'=像に対してレンズから投影される光束の太さ(角度)

像と被写体の明るさの比は

E'/B=(Pai/n^2)/(n'*(sinU')^2)

ということで、
同じ明るさにするべく、
これが1になるようなU'を求めます。
Paiは既知数、空気中ならばnもn'も1ですから、
U'は簡単に求まって、約34度くらいになります。
口径比1:1.0のレンズはこれが45度ですから、
「同じ明るさに見えるレンズ」の口径比は、
およそ1:1.3くらいになります。

「肉眼の明るさ」って、どういう意味なの?
誰か教えて〜!!
返信 17 kan  投稿日 12/20(月) 11:48:42  削除
やはり、光の条件が良い晴の日の夜のフィールド、それも冬がベストと言う事で、
シュラフでもツェルトでも併用でも良いですから、この冬にテストされたし・笑

このページで勉強していましたが、専門外なので難しいです。
わいおかさんなら楽々読破して、優しく開設いただけるかと・・・

http://www.dango.ne.jp/anfowld/Lights.html
返信 16 わいおか  投稿日 12/20(月) 08:56:21  削除
印画紙も面白いと思いますが、色セロファンか何かで「影絵」を作り、(プレスの)フィルムホルダー(あるいはシノゴのシートホルダー)に貼り付けて、裏蓋をシャッターがわりに(どうせ
分単位の露光になるだろうから)できないかな、と思ったのが発端です。フィルムのほうが感度を稼げるので。

kan先生もおっしゃっているように、(レンズを通して)月明かり(+街の灯り)で撮影すると数十分から2時間程度(F値にも依存)露光する必要があります。

で、最初に疑問に思ったのは「レンズを通さないと、露光時間は長くなるのか? 短くなるのか?」でした。スポック副長のように、私もまず「この状態が口径比1:1.0」かな、と考えたのですが、少し真面目に考え直したところ違うことに気がつきました。

やってみればいいんですかねえ。
シェラフとツェルトもって・・・、すみません、もうちょっと暖かくなってからでいいですか(笑)。
返信 15 kan  投稿日 12/20(月) 00:58:40  削除
コンタクトプリントの時の明るさを測れば良いかもしれませんね。
もちろん光源の色温度の問題はありますが、どのくらいの照度だと
というのはある程度割り出せると思います。

予想では、満月で数十分かな。ただし、他の光の影響が無い場所はなかなか
難しいし、余り実験に意味があるとも思えず、徒労に終わるかも・・・
返信 14 スポック  投稿日 12/19(日) 22:01:16  削除
わいおか教授のご質問と同じような疑問を
私も考えたことがあります。
ただですね、太陽や月のように、
無限遠(と見なせる)に位置する有限の大きさの物体は、
レンズによって有限の大きさに収束されてしまうので、
ここで口径比を持ち出して、明るさを比較しようとすると、
話があさっての方向へ向かってしまうように思います。

え〜っとですね。
ある感光材があって、何かを被写体を撮影するときに、
たとえば露光時間が1/250秒で絞りが5.6で適正であったとしたら、
同じ明るさの条件で、もしシャッターだけで露光させるとすれば、
いったい露光時間はどれくらいにすればよいのか?
レンズを介さないときは、いったい絞りはいくらに相当するのか?
もしかしたら、これが口径比「1:1.0」のことなのかな?
と思ったりもしたのですが、まったくの見当違いでした。
返信 13 れんずまにあ  投稿日 12/19(日) 21:45:26  削除
高斎正氏の小説で満月の標準露出は真昼の砂漠と同じであると。非常に的確な比喩で印象的でした。太陽から月と地球との距離は同じ。月から地球までの距離はそれに比べると無視できる。満月は正午の日照条件で、湿気がないということで。

しかしそれを光源にして、もの凄く低感度、しかも赤に感じない印画紙を感光させるのは大変かなあと。
返信 12 kan  投稿日 12/19(日) 15:27:16  削除
なるほど、日光写真ではなくて、月光写真ですか。
そういう場合には純粋に感光材料の感度だけが問題で、F値がいくつと
言うのは無いでしょう。
ISO100のフイルムで、F8程度でも5−10分で月は完全にオーバー
になりますが、発光体(反射体)を写す場合だから違いますね。
フイルムなら月明かりだけでも40分くらいで昼間に近い明るさが得られますから、
レンズを通さなければ当然もっと短い時間で何とかなるのではと思います。

暗室が無い頃、月の光は直接当たらなければ印画紙がかぶることはあり
ませんでした。太陽と比べたら、4桁低い照度ですからね。月光写真は
大変だろうなと思います。
返信 11 わいおか  投稿日 12/19(日) 14:12:43  削除
kan先生、ありがとうございます。
でも、私が知りたかったものは違います。
ピンホールレンズならば、ピンホールとフィルム面の距離が焦点距離、穴の直径を口径として、口径比が求められますよね。存じておりますし、遊んだこともあります。
知りたいのは、日光写真のように、無限遠からの(平行)光線を光源として“密着焼き”を行うときの口径比なのです。もちろん一般的な感材は日光では瞬時で真っ黒になるでしょうから、月光でできないかな?なんて考えてみたわけです。
(いやぁ、月光下でフィルム被ったか?と心配した事故があったのですが、案外無事だった経験がありましたゆえ。)
返信 10 kan  投稿日 12/18(土) 23:41:07  削除
肉眼は脳の作用もあり、可変感度の上色の省略で明るさのみ感知モードまで
ありますから、相当高いのは確かですね。オートのホワイトバランスと
必要な部分以外は合うとフォーカスにできるし、普通のカメラでは勝てない
モノでしょう。(比較に無理がありますね)

日光写真の感度は感材によっていろいろですよね。印画紙ならISO8-12
くらい(モノクロ)だったと思います。カラー用は知りません。
ただ今ピンホールカメラで遊んでいまして、その方法で算出していますが、
特にズレは感じません。
ただ、低輝度の場合の相反則不規は避けられないので、経験とデータは
どうしても必要でしょうね。
返信 9 れんずまにあ  投稿日 12/18(土) 20:22:03  削除
肉眼で見てもブレは見えないし、シネカメラのシャッター速度は1/40なので仮に50mmレンズでの手ブレ限界プラスの1/30として、50mmレンズ、1/30のシャッター速度で常識的な高感度ISO1600くらいのフィルムを入れたときに仕上がるプリントのディテールが肉眼よりも鮮明であれば実用上肉眼を超えたと思っても良いのでは?ISO400にすべきとか、異論はあるでしょうが。
返信 8 れんずまにあ  投稿日 12/18(土) 20:16:36  削除
シャッター速度の概念が入っていないので感度をフィルムと比べることは難しいのですが、基本的に網膜の視細胞は高感度明暗だけを感じるrodと低感度色を感じるconeがあるのが知られています。低照度では色を感じないのですね。またビタミンAから作られる物質の多少によっても感度が変わると思います。暗順応したときは相当高感度だと思いますよ。
返信 7 ゼットン  投稿日 12/18(土) 15:16:03  削除
でわ、人間の目の感度って、どれくらいあるのでせうか?
返信 6 スポック  投稿日 12/18(土) 14:53:56  削除
ゼットン師匠
> ところで、人間の眼球のf値が、f3.4なら、
> 実際の世界は、もっと明るいの?
実際の世界を見るための眼球がその口径比ですから、
結局は今見えている明るさが、実際の世界の明るさです。
何だか禅問答みたいな話ですが。
返信 5 わいおか  投稿日 12/18(土) 12:16:52  削除
私の場合は眼鏡使用だから、また違ってくるかな(眼鏡は顔の一部です。)。

さて便乗質問です。
日光写真を撮るときの光径比(相当)って、どう考えればいいんでしょうか。
いやぁ「月光影絵」って可能かな?と思ったことがあるもんで。
返信 4 れんずまにあ  投稿日 12/18(土) 10:11:00  削除
正確な値は良く存じませんが副長様のおっしゃるとおりかと。
昔のf1.2レンズの宣伝に肉眼の何倍明るいという記述が見られますので少なくともf1.0ではないことは確か。
年齢によって瞳孔の開きが違いますので若い人の方が明るいかも。
蛇足ですが「瞳を閉じて」という表現は誤り。瞳を閉じきることは如何なる人間にも無理。「瞼を閉じて」「瞳を縮めて」が正確。

Licht, mehr Licht!
返信 3 ゼットン  投稿日 12/18(土) 08:24:44  削除
キャノン7のf0.95の話を考え合わせると、的はずれになりますが、私は、ファインダー画像が、肉眼で見たときと遜色のない明るさに見えることだと思ってました。
でも、カメラのプリズムの蒸着やミラーによっても、ファインダーの明るさは違いますからねぇ。
キヤノン7は、レンジファインダーだし。

ところで、人間の眼球のf値が、f3.4なら、実際の世界は、もっと明るいの?
メアー・リッヒト!(スペル忘れた。(^_^;))
返信 2 スポック  投稿日 12/18(土) 03:05:16  削除
レンズの神様ならご存知?
返信 1 スポック  投稿日 12/18(土) 03:04:41  削除
人間の眼球の「水晶体の直径と網膜までの距離」
つまり「光学的な口径比」は「1:3.4」くらいです。


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