返信 1 ゼットン
投稿日 7/10(土) 16:54:25
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okei354さん、こんにちは。
おちゃらけ問題が爆裂する中、真面目な話はあなただけが頼りです。(笑)
さて、カットフィルムホルダーですが、そのままでは、プレスに装着できません。
使うには、「ピントガラスホルダー」が必要です。
「ピントガラスホルダー」とは、つまりはピントグラスのことなのですが、このタイプは、スプリングで固定されたピントグラスを持ち上げて、カットホルダーを差し込めるようになっています。
ロールホルダーを使用する場合は、いちいちピントグラスをはずして付け替える必要がありますが、カットホルダーの場合はその手間がないので、速写性があると言えるかも知れません。
また、カットホルダーは、数枚しか撮らないけど、すぐ現像しなければならない場合などに用いられていたのだと思います。
このカットホルダーが差し込めるピントグラスは3種類あって、ほかには「アングルビューホルダー」「直視ビューホルダー」というのがあります。
前者は、ミラーを使ったレフボックスがついているもので、上下は正像に見えるものです。後者は、ルーペが後ろに付いていて、ピント合わせがしやすくなっています。
これら2つは、ピントグラスの後ろがボックス状になっていて、ピントグラスに当たる外部の光を遮断できるので、野外で使うには便利です。ですが、がさばるので携行には難がありますが。
このカットホルダーが差し込めるピントグラス3種のうち、「ピントガラスホルダー」は、ピントグラス面はただの磨りガラスです。他の2つには、フレネルが入っているので、磨りガラスのみに比べると、多少は見やすいです。
話それますが、プレス用のピントグラスには、「ピントフード」というのもあります。
これは、カットホルダーが差し込めないタイプですが、その分、厚みも薄く、携行には便利です。また、フレネルレンズも入っています。
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