シャッターの修理
新規投稿者 ゼットン  投稿日 12/12(木) 08:34:57  返信も含め全削除
さて、127mmのシャッターはお釈迦にしてしまった私ですが、
それ以外にも低速側が遅くなってしまっているレンズがいくつかあります。
いわゆる、1秒が長い、ってやつなんですが、
ひどいものは1秒が2秒くらいになってます。

元よりこのあたりのものは、実戦で使おうとは思っていないですし、
マミヤでもプレスのシャッター関係の修理は引き受けてくれないようなので、
もし、自分で分解して直せるものなら直したいと思っています。

しかしながら、先日分解してみても、
どこがどうなっているのか分からなかったくらいで、
私にとっては非常にハードルの高い作業だとは思うのですが、
そもそも、部品交換なしの分解調整だけで直るものなのでしょうか?

どなたか経験、あるいは知識のある方、いらっしゃいましたら教えて頂けませんか?

返信 4 ゼットン  投稿日 12/14(土) 22:34:37  削除
>プーチンのシャッター修理教室でした。

ありがとうございました。
大変参考になりました。

では今度、暇なときにやってみます。
あ、その前に、参考書で少し勉強しなきゃ。

ベンジン浴というのは、噂には聞いていたのですが、効果があるものなんですね。
換気と引火には注意が必要でしょうね。
返信 3 プーチン  投稿日 12/14(土) 22:11:12  削除
>手順について、何か参考になるようなものはないですかね?

マミヤのカメラやSEIKOのシャッターの解説は行われていませんが、
「朝日ソノラマ」のクラシックカメラ選書-20、
やさしいカメラ修理教室が、役立つのではないかと思います。

シャッター修理の解説と、参考になる文献が示されています。

私の場合は悪戦苦闘した後でしたので、復習にだいぶ役立ちました。

さらに、シャッタースピードを計るための、シャッターテスターと
使用法が紹介されています。これを使って、実際にプレスのレンズの
シャッタースピードを計ってみて、あまりにものいいかげんさに
愕然としました。

実際に分解修理する場合には、分解の順番には特に注意する
必要はないとおもいますが、組戻せるようにしっかり手順/順番と
位置を記録しておく必要があります。
そして、分解は最小限にとどめるべきです。
間違っても、羽根までばらすことは止めましょう。

しかし、ガバナーのブロックを清掃/注油する場合には、
シャッターを汚さないために、
ガバナーブロックごとはずした方が良いと思います。
(これは比較的簡単です。...はずすと、速度調節はできませんが
シャッターは最速の状態で切れます)

私がこれをやる場合には、ガバナーのブロックをはずし
ベンジンの中にどっぷり浸して洗浄した後、
必要個所に注油します。そして、組み戻します。
これならシャッターを汚しません。

もし、シャッター/絞り羽根を汚した場合にも、
羽根を分解せず、シャッターブロックをレンズからはずして
シャッターごとベンジンに浸して洗浄します。

しかしこれを行うと、あらゆる回転部分が油切れになりますので、
必要個所への注油が必要になります。
とくにシャッター軸への注油を行わないと、
摩擦が大きくなり、シャッターチャージすらできなく
なります。

この場合、完全にベンジンが揮発するまでシャッター
を動かさない事が重要です。湿っている状態で絞りや
シャッター羽根の開閉を行うと、羽根が痛んだり外れたりします。

きりが無いのでこの辺で止めておきます。

.......以上、プーチンのシャッター修理教室でした。
返信 2 ゼットン  投稿日 12/13(金) 21:20:38  削除
プーチンさん、はじめまして。

お詳しいですね。
それに引き替えお恥ずかしい話ですが、私はまったくど素人なので、分解は出来たものの、中の構造的なことは分かりませんでした。
シャッターの内部を見たのも初めてです。
従って、ガバナーというのは聞いたことはあるのですが、どの部分なのかは分かりませんです。
動力になっているバネ(太めのやつで巻いてあるやつですよね?)は分かりましたが、それがつながっていた(と思うのですが)ギアと、チャージレバーのギアの噛み合わせを空回りさせてしまい、その時点で修理(つーより、ただのバラシですが)を断念しました。

ですが、ネジやパーツは欠品させていないので、修理技術があれば直せるかも、と甘い夢を抱いております。(^^ゞ
しかし、シャッター羽根もばらばらになってますし、工程のデジカメ記録も撮っていない・・・。
もし、組み立て直すとしたら、お手本にするためにほかのシャッターを分解して構造を調べるしかない・・・。
そうこうするうちに、生兵法なもんでお釈迦様が増えていく・・・ナンマイダ・・・

シャッターの分解には手順というものがあると思うのですが、
今回はそれも知らないので、前からだめなら後ろからと、手当たり次第ネジをはずしていきました。(笑)
結局は自分で何度かいじって壊して経験を積むしかないと思うのですが、
手順について、何か参考になるようなものはないですかね?

取りあえず、1秒が実際は2秒になってる100F3.5で、もう一度修理にチャレンジしてみようかと思ってます。
返信 1 プーチン  投稿日 12/13(金) 11:32:54  削除
>そもそも、部品交換なしの分解調整だけで直るものなのでしょうか?

洗浄と注油でかなり改善します。
速度が落ちる原因は、ガバナーの摩擦(時に軸受け部分)
とガバナーを回転させるためのばねの戻り張力の低下です。

ガバナー自体はひとつですが、構造は3段構えになっており
15分の1以下の低速側では、3段全てが連結されるため回転部の
摩擦の影響を大きく受けます。

もし、中速部(例えば60分の1)でそこそこ精度がでているようで
したらばねは大丈夫のはずなので、洗浄と注油でほぼ改善される
と思います。

このとき、シャッタの羽根を汚さないように気をつけてください。
特に、しぼりの羽根の汚すと清掃するためにシャッターの裏側
まで分解しなくてはならなくなります。
ここまで分解すると、組み立てるのに大変苦労します。
(多分慣れないとできません)

私の場合、なんとか組めるようにはなりましたが、
それまでに、ばらばらになったシャッターを持って、
何度も修理屋さんに駆け込みました。


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