プレスセコール150mmのイメージサークル
新規投稿者 ゼットン  投稿日 10/22(火) 10:57:58  返信も含め全削除
ちょっといたずらしてみました。

改造用にと思って手に入れてあった、プレスセコール150mm(初期タイプ、クロームシャッター)のレンズをはずせたので、試しにリンホフボードにマウントし、
4X5で覗いてみました。

あくまで、覗いてみただけで、実写してないので印象だけですが、
イメージサークルとしては、4X5をカバーしているようです。
アオリを使わない状態では、周辺の減光も感じられないので、
このまま実用になりそうな気がします。
四隅になるとちょっと描写が甘くなるようですが、部分としてはわずかですし、
絞れば改善されるでしょう。

いちおう、プレスにもアオリ機構はついているわけですし(笑)、
そのあたりも鑑みたイメージサークルになってるわけでしょう。
後にユニバーサルが出て、「ポラでも使える」ことになりますが、
それはもともと150mmが広いイメージサークルを持っていたためなんですね。

大判用の150mmはもっと広いイメージサークルを持っているわけですが、
あまりアオリを使わない人、撮るときは絞りを効かす人には、
お手軽4X5用レンズになるかも知れません。
また、大判用レンズに比べてフランジバックも短いので、
蛇腹の長さに限界があるフィールド6X9にもいいですね。

以上、取り急ぎご報告。

返信 4 ゼットン  投稿日 10/22(火) 19:08:29  削除
ケペル先生、こんにちは。

いたずらは、まだ続きます。

引き出しの中をあさっていたら、なんと!ふっる〜いフジノンの150mmの前玉、後玉がありました。
確かどっかで拾ったのですが、詳細は忘れました。
シャッターがついてなかったので、取り付けてみようとも思わず、そのままほったらかしになっていたのですが、他のものを探していて偶然見つけたのです。

レンズ設計は、いま私が持っているf5.6のものと違って、それ以前のf6.3のもので、前玉、後玉の外径は初期のセコール150mmと同じでした。(でも、レンズそのものの大きさは、セコールよりもまだ小さいんです!)
ならば!乗せ換えは簡単です。(^。^)
早速やってみました。
やはり案の定、フランジフォーカスがセコールより長いようで、最短撮影距離が3mくらいになりました。(セコールは2m。)
従って、無限遠の位置も、5mから10mの間くらいにずれました。
しかし、遠景撮影が多い方にはそのまま使えますし、スーパー23ならバックを引き出せば、最短撮影距離もカバーできます。

さて、ですがこのフジノン、引き出しの片隅に忘れ去られていただけあって、状態は悪いんです。また、古いタイプなので、コーティングもマルチではありませんし。
試してみたものの、実用にするつもりはないです。試写はしてみたいですが。

ここまで読まれた方は、「そんなに純正のプレスセコールを使いたくないのか?」と思われるかも知れませんが、そういうわけではありません。
今日はレンズがはずれたのでいたずらをしてみましたが、本当はそのはずした鏡筒を使って、プレスのラインナップにないレンズ、180mmや210mmを作ろうと思っているのです。
すでに別のパーツを組み合わせて、それらの焦点距離のレンズをプレスで使えるようにはしてあるのですが、150mmのヘリコイドを使ったものも自作してみたいと思っていました。
あと、127mmを135mmに乗せ換えるなんてことも考えています。
が、実現可能かどうかは、まだ見通しが立っていないのですが。(^_^;)
返信 3 れんずまにあ  投稿日 10/22(火) 15:43:20  削除
後玉載せ替え...すげえことしますね。
何事も実験だ。なんでも知って何でも考え、なんでもかんでもやってみよお。って

ほほほ。

載せ替えはやったこと無いけど、後玉付け忘れはあります。
テレタイプのTele-Xenar180mmf5.5の後玉を忘れてピント合わせたらいい感じのソフトフォーカスで、焦点距離も100mmくらいになりました。
最初なんじゃこりゃーとおのろきました。

確か風来さんはカメラ屋がベリワイドのスーパーアンギュロンの後玉を付け忘れてボケボケ写真を撮らされたのですよね(笑)いやわらっちゃいけない.....
返信 2 ゼットン  投稿日 10/22(火) 13:57:42  削除
るぉぇんずまにあ大魔王様、さっそくの反応ありがとうございます。

もう少しいたずらしました。

先ほど、プレスセコール150mmは大判用レンズに比べてフランジフォーカスが短いと書きましたが、手持ちのフジノン150/5.6と比べてみたところ、
意外や、わずかに3mm程度短いだけでした。
ほとんど変わらないですね。訂正します。

さてそうなると、プレスの鏡筒に約3mmの延長チューブをかましてやれば、
フジノンに乗せ換えも可能ということですね。
実は、企んでいるのはこのあたりなんです。
距離計も連動させるには、正確なフランジ調整が必要ですが、
普段ピングラでピント合わせをする私にとっては、
ヘリコイドのどっかで無限が出てくれればオッケーです。
単にレンズをはずしただけで、乗せ換えられれば正確な調整はしなくてもいいのですが・・・・。

しかし残念ながら、後玉の外径がかなり違うため、
そのままではプレスの鏡筒にマウントすることは出来ませんでした。
レンズだけの大きさを見ると、そんなには違わないんですけど、
セコールの後玉の外径が31.5mmなのに対し、フジノンは45mmあるんです。

じゃあ、と思って、後玉だけ交換してみました。(^_^;)
そしたら・・・
フランジフォーカスがおよそ80mmくらいに短くなって、
イメージサークルも6X4.5をカバーできるかな?っていうくらい小さくなってしまいました。(笑)
あははは、やっぱ、設計が違いますからねぇ。
そんな無茶は効きません。(あたりまえ)
でも、接写は出来ますよ。
プレスセコールで無限が出た位置で、レンズ前15cmくらいのとこでピンが来ました。
とは言え、描写は前衛的(笑)ですけどね。


返信 1 れんずまにあ  投稿日 10/22(火) 12:04:20  削除
ゼットン大王様 こんにちは。

150mmセコールはテッサータイプですのでおそらく4x5くらいはカバーするだろうと思っていましたが、大王様の検証で証明されたのですね。すんばらしい。これで4x5ユーザーが大挙して150mmを破壊にかか...らねえって(笑)

150mmf3.5〜f4.5程度の大判用テッサータイプレンズ:クセナー、イサレックス、スコパーなどもイメージサークルはぎりぎりです。だからセコールはごく標準的な性能なのでしょう。

ユニバーサルプレスのポラロイド判に障害になるのは鏡胴やボディの内部突出だったりしますよね。


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