久々の書き込みです。
先日うちの会社の物置を整理していたら、マミヤプレスのパーツが
いろいろ出てきて、もらってしまいました。うちの会社は、かつて
電子顕微鏡を作っていて、その画面を撮影するためにマミヤプレスや、
ポラロイドカメラなどを、よく使っていました。

出てきたものは、
１．ロールフィルムホルダーIII
２．接写スペーサ No 1 （ボディーとフィルムホルダー間に付けるもの。75mm ）
３．レンズ６５ｍｍ　F5.6



ところで、このレンズはF6.3ではなく、F5.6です。F6.3の方は以前から
持っていますが、それと外観は同じですが、レンズ自身の形がちょっと違います。
このようなレンズは、市販されていたのでしょうか？　それとも特注の品物なので
しょうか？私の知る限りありません。
違いは、f6.3は距離目盛り１ｍのところが赤くなっていますが、f5.6のは∞の所が
赤い文字です。またマウントにはずれ防止の切り欠きがありません。距離計連動用
の金具は、外されていました。

MATIAです
返事遅れました。

>３．レンズ６５ｍｍ　F5.6
>ところで、このレンズはF6.3ではなく、F5.6です。F6.3の方は以前から
>持っていますが、それと外観は同じですが、レンズ自身の形がちょっと違います。
>このようなレンズは、市販されていたのでしょうか？　それとも特注の品物なので
>しょうか？私の知る限りありません。

　　私の方でも，それについてはわかりません。
　　うちのユニバーサルプレスの取り説には，旧タイプの
　レンズ，アクセサリなどの互換表？みたいなのがついて
　いましたが，そこにも65mmといえばF6.3しか載っていま
　せん。また，古い書籍のコピーをもらっているのですが，
　そこにはマミヤプレス各レンズの評価が載っています。
　63mm F6.3はあまりいい評価が得られていませんが，も
　し，63mm F5.6が市販されていたなら，それに関連して
　なにか言及があるものと思われますが，なにもありませ
　ん。



>違いは、f6.3は距離目盛り１ｍのところが赤くなっていますが、f5.6のは∞の所が
>赤い文字です。またマウントにはずれ防止の切り欠きがありません。距離計連動用
>の金具は、外されていました。

　　そもそも，１ｍのところが赤くなっている
　理由はなんでしょう？ (^_^;　それがわかれ
　ば，なにかのヒントになるかも。

　　距離計連動の金具が外されていたのは，接
　写用の中間リングをとりつけるためかな？っ
　て気がしますが・・・・・・

MATIAさん、どうもありがとうございました。
因みにレンズには、下記のように書いてあります。

F6.3の方 MAMIYA-SEKOR 1:6.3 f = 65mm No.131963
F5.6の方 MAMIYA-SEKOR CU 1:5.6 f = 65mm No.19604

しかしよく見ると絞りの目盛りのところは、6.3 8 11 ..... 32 という風に
6.3からになっています。一体このレンズの明るさは、いくつなんでしょうか？

返事遅れました m(__)m

>F6.3の方 MAMIYA-SEKOR 1:6.3 f = 65mm No.131963
>F5.6の方 MAMIYA-SEKOR CU 1:5.6 f = 65mm No.19604

　　この「ＣＵ」ってのと，製造番号が全然違うところに
　なにかいわくがありそうですね。
　　なので，マミヤＯＰの問い合わせ窓口に先週メールし
　ておきました（笑）これまでの経験から言えば，マミヤ
　ＯＰの担当者さまは，返事は遅いものの，確実なことを
　回答してくださいますので，期待できます。
　　もし，「わからない」となれば，それはやはり特注品
　かなにかとてつもない珍品かも。


>しかしよく見ると絞りの目盛りのところは、6.3 8 11 ..... 32 という風に
>6.3からになっています。一体このレンズの明るさは、いくつなんでしょうか？

　　まあ，特注品あるいは第３者による改造品の可能性も
　高いですね。ただ，どういう目的による特注あるいは改
　造なのかに興味があります。

プレス用セコール63mm F5.6について，マミヤＯＰの方から
回答をいただきました。この場をもって，御礼申し上げます。

その回答によれば，「63mm F5.6の製造記録はあるが，販売
記録はない」とのことです。販売記録については，当時のマ
ミヤ光機の販売会社の方にも残っていないそうです。

また，当時，マミヤ光機には医療機器をはじめとする特機部
門があったそうで，医療機関向け特注製品（一般市販カメラ
の改造品）も手がけていたそうですが，そちらに関する取り
扱い製品の記録が残念ながらほとんど残っていないとのこと
でした。

また，マミヤＯＰの担当の方は掲示板も読んでくださいまし
たようで，その文面から，まさきさんが見つけられたレンズ
はやはり特注品だろうとのことです。会社で顕微鏡の画面撮
影用として使ったのであれば，まず間違いないだろうとのこ
とです。

　ヘリコイドの目盛りは、スペーサー（中間リング）と組み
合わせたときの撮影距離と倍率の関係を示したものと推測さ
れるそうです。このようにセットすることでファインダーを
見なくても撮影できるようになっていた装置だろうとのこと
です。

マミヤＯＰの方から，追加で情報をいただきました。

それによると，65mm F5.6レンズは，65mm F6.3レンズとは
まったく別物のようです。
F6.3の方は，たしか４群４枚構成だったと記憶していますが，
F5.6の方は，５群７枚構成になっているとのことです。
ディストーションは，F6.3もF5.6も同様のものだとのことで
すが，その他の設計性能はF5.6の方がはるかに上だとのこと
でした。

ぜひ，２本の65mmレンズの描写比較をされてください。m(__)m

65mm F5.6は，後の75mm F5.6レンズ開発のベースにもなった
ようです。75mm F5.6レンズは，ポラロイド判をカバーする広
いイメージサークルをもったレンズです。

この場をお借りしまして，マミヤＯＰの担当者様に，厚く御礼
を申し上げます。

MATIAさん、どうもありがどうございました。
返事が遅れて申し訳ありません。
私もマミヤのホームページに質問を出したのですが、
当時の記録が、あまり残っていないので分からない
とのことでした。詳しく調べて頂いてありがとう
ございます。


>それによると，65mm F5.6レンズは，65mm F6.3レンズとは
>まったく別物のようです。
>F6.3の方は，たしか４群４枚構成だったと記憶していますが，
>F5.6の方は，５群７枚構成になっているとのことです。
>ディストーションは，F6.3もF5.6も同様のものだとのことで
>すが，その他の設計性能はF5.6の方がはるかに上だとのこと
>でした。
そんなにいいレンズなんですかぁ。
大切にします。