タムロン・アダプトール2
マミヤZE用使用上の注意

タムロン・アダプトールレンズについて
 タムロン「アダプトールレンズ」は,自動絞りやAEにも対応した交換マウントをもったシステムである。用意された交換マウントは,1970年代から1980年代にかけて流通した一眼レフカメラの大半に対応している。
 「アダプトールレンズ」には,マミヤZEシリーズ用の交換マウントも用意されていた。開放F値や焦点距離などの情報をボディに伝達するための電気接点も設けられているが,もともとタムロン「アダプトールレンズ」には,そのような電気接点は存在しない。そこで,交換マウントに設けられたスイッチで,それらの値を設定し,ボディに伝達するようになっている。

タムロン・アダプトール交換マウントの設定
 交換マウントのレンズ側には,2つのスイッチがある。これを下の表のようにあわせることで,開放F値および焦点距離の情報がボディに伝えられるようになる。
▲交換マウントのボディ側 ▲交換マウントのレンズ側

開放F値設定スイッチ F5.6
オレンジ F4.5
F3.8
F3.5
F2.8
F2.5
赤,オレンジ,黄,緑,青,白の6段階になっているスイッチで,レンズの開放F値を設定する。焦点距離によって開放F値の変動するレンズを使うときは,もっとも明るい側の値を設定する(たとえば,F3.8〜F5.6のレンズの場合は,黄にあわせる)。

焦点距離情報設定スイッチ 28mm〜300mm
200mm〜500mm
70mm〜350mm
24mm〜105mm
赤,黄,青,白の4段階になっているスイッチで,レンズの焦点距離情報を設定する。たとえば,35〜105mmのズームレンズなら「白」,28mm〜200mmのズームレンズなら「赤」にあわせる。一部の超望遠レンズを使うとき以外は,「赤」にあわせておけば,大きな問題はないと思われる。

タムロン・アダプトールレンズを活用しよう
 タムロン「アダプトールレンズ」が利用できるようになれば,マミヤから発売されなかった大口径望遠ズームレンズや超望遠レンズ,高倍率ズームレンズなども利用できるようになる。オートフォーカスだって,可能だ。タムロン「アダプトールレンズ」交換マウントをゲットできれば,マミヤZEの活躍する場面は大きく広がるのだ。

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