返信 44 スポック
投稿日 2015/06/11(木) 12:30:40
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MATIA大元帥閣下
> 梅雨の晴れ間のことを「五月晴れ(さつきばれ)」という。
まさしくその通りです。
旧暦の五月はだいたい新暦(グレゴリオ暦)の六月に当たります。
「だいたい」というのは、
旧暦では新月の日が朔日(ついたち)で、
一ヶ月は二十九日あるいは三十日ですので、
旧暦の月と新暦の月は必ずしも一対一で対応しないからです。
余談ながら、
「五月」は「さつき」とも読みます。
「さつき」は「皐月」とも書きますが、
「皐月」は「ごがつ」とは読みません。
松尾芭蕉の「五月雨を集めて早し最上川」にもある、
五月雨(さみだれ)とは梅雨時に降る雨のことで、
ものごとが断続的に次から次へと繰り返すさまを、
「五月雨式」とか「五月雨的」とか言います。
> 今日は,朝からよく晴れている。まさに「五月晴れ」だ。
他の時期でも、からっと晴れた日のことを、
「今日は五月晴れ(さつきばれ)だ」とか、
「五月晴れ(さつきばれ)のようだ」とか言いますよね。
鯉幟(こいのぼり)が気持ち良さそうに泳ぐ、
雲ひとつ無い、色紙を貼り付けたような青空が、
五月晴れ(さつきばれ)のイメージです。
やっと雨が止んで、次に雨が降り出すまでの、
束の間の晴れ間のことを、五月晴れ(さつきばれ)とは言いません。
ここまでは間違っていないと思います。
しかし、
「梅雨の晴れ間」と「五月晴れ(さつきばれ)」のイメージが、
何となくしっくりしないのです。
あくまで個人的な邪推ですが、
誰かが新暦の五月における「からっとした晴れ」を「五月(さつき)晴れ」と呼んだとき、
本来の意味とは違うというものの、五月を「さつき」と読んでも間違いでない以上は、
「五月の晴れ」を「五月晴れ(さつきばれ)」と呼ぶことをおかしいとは言い難いので、
そのまま「五月晴れ(さつきばれ)=からっとした晴れ」のイメージが定着したのではないか?
何となくそんな気がします。
梅雨時に、朝からよく晴れていたのなら、
それこそ一点の曇りも無く「五月晴れ(さつきばれ)」と呼べると思います。
「今日は五月晴れのように五月晴れだ」ということになりましょうか? f(^^; |