NC1000s用ベローズ

珍しいマミヤNC1000s用ベローズについて,れんずまにあ様のレポートです。


 写真右が,マミヤNC1000s用エクステンション・ベローズである。
 前板のスイングとシフト,リバースが可能な多機能・高剛性ベローズ。
 自動絞り連動はダブルケーブルレリーズで可能だが,シャッター優先AEは不可能。

写真左は,ヤシカ/コンタックス用ベローズ。くらべてみると,銘板,マウントと一部電子接点がない以外は同じ。おそらくスライドコピアなどアクセサリーも同一と思われる。ヤシカFR用も同じOEMだがY/Cと同じマウント・電子接点をもち,銘板のみの変更である。ほかにも共通構造機は多いかもしれない。ご存知でしたらお知らせください。

マミヤNC用としては,リバースマウントしたときにレンズ先端にベローズの端をクランプする部分の口径がφ55mmと大きすぎる。ここはコンタックスに合わせたと考えられる。NCレンズラインの常用焦点距離のものの口径は49mmなので,口径変換アダプタを要する。同様にヤシカFR用もφ52mmにすべきところがφ55mmになっている。


 Y/C用は前板に黄色の矢印で示したようなソケットがある。ここにプラグを差しこみ,カメラボディの電磁レリーズとコードでつなげば,前板の絞りこみボタンを押すことでレリーズが連動する機構である。しかしNC1000sは電子シャッターカメラではあるものの,電磁レリーズではないので,同様のソケットは省略されているのであろう。


 スウィング,シフトとカメラのレボルビングをおこなったところ。


 35mm F2.8をリバースマウントしたところ。リバースしたレンズ先端にベローズの端をクランプするのだが,今49-55ステップアップリングがないのでクランプできない。


 ひじょうにしっかりした造りである。
 ただしNC1000sはシャッター優先AE機であり,ベローズの使い勝手はよくない。絞りこみマニュアル測光が必要である。一応ボディは,定点合わせのTTL測光ができる。
 コンタックスの前板と入れかえれば,S-PlanarなどをNC1000で使える。が,なんの意味があるのだろう(爆

by れんずまにあ


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