Mamiya-sekor 127mm F3.8C

●レンズについて

Mamiya RB67 Professional SボディとMamiya-sekor 127mm F3.8Cレンズ

 Mamiya RB67用で,標準レンズとして扱われるものの1つである。ライカ判で62mmレンズを使うときに相当する範囲を写すことができる(縦横比は異なる)ので,やや長めの標準レンズという感覚で使うことになる。

Mamiya RB67 Professional SボディとMamiya-sekor 127mm F3.8Cレンズ

 レンズ銘のうしろにつく「C」は,Mamiya RB67 Professional Sと同時期に発売された,マルチコーティングタイプのレンズを示す。Mamiya RB67は,蛇腹の先にレンズボードがついており,この蛇腹を伸縮させることでピントを調整するようになっている。そのためこのレンズには,ピント調整のためのヘリコイドがない。

Mamiya RB67 Professional S, Mamiya-sekor 127mm F3.8C, PRO800

 すなおな描写で,なにを撮っても安心して使える。ライカ判より大きなフォーマットと,少し長めの焦点距離との兼ね合いでか,ピントの中心からずれた被写体が嫌みなくほどよくボケるという印象がある。

(by MATIA)


もどる